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19 出版社から

 そのまま平凡の日々が何日か過ぎて……。
 トルルルルルゥ・・・・。 トルルルルゥ・・・。
 リビングの電話が鳴った。
 さっき学校から帰ったばかりの一樹が電話にでる。
 「お母さん、電話やでぇ?!」
 一樹から受話器を渡され、慌てて受け取る。
 「はい、もしもし……」
 電話は例の出版社の人からだった。
 一瞬でドキン!! 比沙子は一気に緊張する。
 「メールでお返事するより電話の方が早いと思いまして……」
  相手側の優しい口調で比沙子の緊張も幾分か和らぐ。

 再度、相談メールに書いた内容を出来るだけ詳しく懸命に伝えた。
 比沙子は、必死だった。
 「自分の中に伝えたい思いがあれば、どんな文章でも必ず伝わります」
 「はい」
 「文章に拘らず、まずは自分なりの言葉で書いてみませんか?」
 「自分なりの言葉でですか?」
 「たとえ箇条書きだってかまいません。今の自分の思いを文字に表現してみて下さい」
 「でも、如何したら……」
 「本には『もくじ』と言うものがあります」
 「ええ。ありますよね」
 「まずは、10個程度の自分が言いたい事を思い浮かべましょう」
 「はい」
 「それから文章の事は気にせず、まず格一個につき4000字程度の文を考えてみて下さい」
 「はい」
 「これなら出来そうですか?」
 「やってみます」
 「じゃ、まずは1ヶ月間で頑張って、書けたら私まで報告して下さいね。楽しみにしていますから」
 「はい。ありがとうございます」

 比沙子は、電話を切った後も興奮して、中々落ち付けないでいた。
 相談メールから始ったチャンス!
 夢が一段と広がった。

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