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26 いよいよ

 福子に応援され、また一段と頑張ろうと思えてくる。
 福子が話してた東大阪の企業の人達も、先日テレビで見た発明おじさん夫婦も、それぞれ夢を信じ続けてきた。
 きっと何度も挫けそうになりかけたりもしながら、その都度なやみ、少しずつ積み重ねた結果なんだろうなぁ。
 いつか私も……。
 それからも毎日パソコンの電源を入れ、文章を増やしたり削ったりと修正していく。
 納得出来るまで諦めないぞ。
 そうして、出版社との約束の日が徐々に迫り、我流だが原稿は少しずつ揃いだした。
 編集作業を繰り返し、やっと最終確認を終え、印刷してみる。
 用紙にしてみると、印刷したての暖かい紙は、多少なりとも厚みがあった。
 これが本になるかも知れないんだ!
 そう思うと、比沙子の顔が自然と緩む。

 早速、出版社の担当宛の手紙を添え、原稿を茶封筒に入れ、神棚に置いて手を合わせる。
 手を合わせながら、ここ数日のしんどかったけど楽しかった日々を思い出す。
 振り返ると、どれもが楽しかった。
 出版社からの電話の時は、自分にも出来るのかな? 不安で一杯だった。
 でも文章を考えはじめると、今まで体験した事の無いぐらい毎日が充実して、言葉が鮮明に感じた。
 これまでの日記や、会話とは違って、楽しさに引き込まれていく。
 身体の疲れよりも、楽しさの方が上回っていた。
 キチンとした文章にはなってないかも知れないが、原稿にすると、電話の時の本当に出来るのかな?が、出来たに変われた。

 図書館や、書店に行った時も、それまでとは違う感じがした。
 何冊もの棚に並べられた書物を眺めながら、此処に自分の本も並ぶ時がくるのかな?
 そして、それを開いて読んでみるだろう人もいるのかな?
 そして、自分の考えが、見知らぬその人に届くのかな?
 見知らぬ人に、何らかの影響を与える事が出来るのかな?
 知美達とランチの後に行った書店では、本を書いている人を特別で自分とは違う世界に居るのだろうと羨ましく思った。
 でも今は、自分を信じて書き続ける事で、いつか自分もそこに並べるかも知れないんだと。
 そんな事を考えると、つい時間の経つのも忘れてしまう。

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