スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

01 速達便

 やっと主婦業も一通り終わらせ、リビングで一息ついていると、インターホンが鳴った。
「速達便です?」見ると、モニターには郵便局員の姿。
 ん……なんだぁ!? 急ぎの郵便物!?
 私は、気を許したボサボサの髪のまま、何気に玄関先まで出てみることにした。
 私の名前は、畑中比沙子。専業主婦にドップリ浸かった44歳。
 自分デ言うのも何だけど、ごく平凡な中年女性で、未来の作家を夢見るものの、中々前には進まず足踏み状態のまんまで、本当にこのまま夢みてても良いのかな?なんて思いながらも、1日のたいはんを、掃除、洗濯、炊事と、後は、昼寝に、摘み食いに、趣味のパソコン、井戸端会議といった時間の配分でなんとなく過ごしている。
 とりわけ必要な用事ってのもなく、ゆるい毎日を送っていたりする。
 でもまぁ、これでも時には少し変わった特別な出来事だって身の回りに起こってくる事だってあるのだ。
 「はい、はぁ?い」
 パッとしない地味目のTシャツにジーンズ姿の私は、郵便局員から、速達便で届いた封筒を受け取った。
 封筒の宛名は、、畑中比沙子宛になっている。 私宛なのか……。
 この封筒は、何処から送られて来たんだろう?
 玄関の上がり口でツッカケを脱ぎながら、、封筒を裏返し差出人を確認してみた。
 差出人を見た瞬間、一気に体中に緊張感が走る。
「こっ、こっ……コレはぁ!」
 と、思わず声を出してしまった。
 差出人の名前には、確かに記憶がある。 まさか?
 その封筒の差出人側には、封筒に直接印刷された会社名が載せてある。『PHP』編集部。
 これって確か数日前に………。
 そうだぁ あの時の………。
 比沙子は、自分の頭の記憶を急ピッチで整理しはじめた。
 待てよぉ。 落ち着けぇ???自分。
 数日前の事じゃないか! 思い出せ。思い出すんだぁ!
 確かに数日前にパソコンを立ち上げ、PHP出版社へ原稿を応募してみた記憶はあった。
 しかも、その時も必死で自分では、そりゃ?もう全力で文章を作って書き込んでみたさぁ
 どんなに短いコメント記入だろうが、作家を夢見る私は、いつだって真剣に書いたよ。
 まだ文章の書き方の『いろは』も理解していないが、自分なりに伝えたい気持ちを全面的にさらけ出したつもりさぁ
 その記憶だけは、今でもハッキリと覚えている。
 そのPHP出版社からの速達便って事なのか? そうなんだな? そうだぁ!
 緊張しながら、比沙子は恐々封書を開けてみることにした。

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

写真を変えたほうがいいと思います。

ご忠告アリガトねぇ^^
そんでもって、、写真はこのまま^^v
プロフィール

ともおかん

Author:ともおかん



料理まぁまぁ好き。
風水を出来る範囲でやる。
懸賞が大好き。
も結構好き。
もまぁまぁ好き。
節約に命かけてます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。