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02 封筒の中身に

 もし結果が如何であれ、シッカリ前を向く覚悟が出来ているのか?
 もしもだよ。もしも……結果が期待とは違っても、決して落ち込まないと誓えるか?
 封を開ける前に、再度自分の心に自己確認してみる。
 よし。大丈夫だぁ。ココまで来たからには、もうビビってても仕方ないよな。
 この結果を真っ直ぐに受け止めてやるぞぉ??! さぁ来い!!
 カウンターの上のペン立てからハサミを抜き取る。
「ふぅ??っ」
 と、大きく息を吐き、丁寧に封筒の端をカットしてゆく。
 自分でも、かすかに手が震えているのがわかる。
 震えを止めようと思うと、思えば思うだけ、さらに手が大きく震えだす。
 心臓の隅っこがキュンと痛む。

「コレで、よし」
 と、封を切り終え、ハサミをペン立てに戻して……ゴクリッと生唾を飲み込んだ。
 そして、開けた封筒の中を覗いてみた。
 どうやら、用紙らしき物が二枚と、返信用のハガキらしき物が一枚ある。
 もしかしたら、不慣れな投稿で、記入ミスを犯してしまったのかも知れないなぁ?
 そんでもって、直ちに訂正しろ!という催促状なのかも知れないなぁ?
 でもって、このハガキで訂正文を送り返せば、もしかしたら何とか成るという事なのかぁ?
 そうなのか? そうなんだな?
 封筒の中身を覗いては、独りアレコレ想像してみた。
 だって、もしもだよ。もしも、何の見込みも無い文章なら、こうして一々ご丁寧に速達便を使ってまで手紙を送って来たりするのか?
 いや、そんな手間な真似なんて、しないだろう。
 って事は、やはり……だよね? 少しは前向きに捕らえたって構わないよな?
 意を決して、恐る恐る封筒の中身を取り出してみる事にした。
「痛ッ!」
 何だってんだろう。右手の人差し指から激しい痛みが……。
 見ると、右手の人差し指の第一関節の内側が、パックリと切れて血が流れている。
 どうやら紙で指が切れてしまったらしい。
 こりゃぁ結構傷が深そうだな。くそぅ、参ったな……。
 血で汚れないように、とりあえず封筒を置き、慌ててティッシュペーパーで指を包む。
 見る見る間にティシュペーパーが真っ赤に染まる。
 仕方ない、絆創膏で応急処置しといた方が良さそうかな……。
 浮かれ気味で、少々焦ってしまったかな? 反省。

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